冬の16時10分が好きだ。 空が淡いピンクに染まって背の高いアパートを照らす。まるで生まれる前の洋画の一場面のようで心が躍る。この街に越してきて最初の冬はずっと悶々としていて長い長いトンネルの中にいるようだった。大学からの帰り道、ふと振り返った…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。