気まぐれなんでも日記

役には立たないけど誰かと共有したい好きなことや日々のあれこれ、考えてることを綴ります。

学生時代のなんてことない、でも大切な記憶たち

金木犀の香りがいつの間にか街に漂うようになったのは確か先々週だったはず。気づけば日の入りは17時を下回るようになっていました。このブログも週1投稿ができなくなって久しいですが、文章を書きたい欲は常にあります。
社会人生活にも徐々に慣れて平日仕事終わりに活動ができるようになってきました。とりあえず今週の山場を超えたので爆発寸前だった文章を書きたい欲に向き合う時間をとろうと思います。


今の気持ちこんな感じ。


以下、最近ぽつぽつと思い出した学生時代のなんてことない、でも大切な記憶たちです。


・新学期に新しい国語の教科書が配られるとすぐにどんどん読み進めていく。
これは個人的に教科書あるあるだと思っているのですが、実際はどうなんだろう。新しい教科書に静かな胸の高鳴りを覚えながらまずは丁寧に名前を書き、次に表紙のページを慎重に折り返す。この工程が好きだった人は少なくないはず……
私は根っからの文系で国語が好きだったので教科書が配られると先生の話も他所にどんな物語が待っているのかが楽しみで勝手に読み進めていました。授業の先回りをしたい気持ちではなく、純粋に新しい物語や文章に出逢えるのが嬉しかったのを今でもよく憶えています。別に友達と共有したり感想を言うわけでもなく、ただひとり読んでいる時間が本当に好きだったなあ、、

・よく晴れた日にはかげおくりを。
国語の教科書に載っていた『ちいちゃんのかげおくり』という作品がきっかけで知ったかげおくり。校庭でクラスの皆んなと実際にかげおくりをして「わあー本当だー!」とか「できたー!」とはしゃいだ光景がなぜか脳裏に焼きついています。それ以来、晴れた日にふと思い出してはひとりかげおくりをする習慣がつきました。かげおくりの何に惹かれているのかは自分でもよくわかっていませんが、おばあちゃんになっても続けていたいな、となんとなく思っています。

・国語便覧に載っている文豪たちの遍歴を読むのが密かな楽しみ。
国語以外の思い出ないんかい!って感じですが…… なぜかふと思い出すのがどれも国語関連だったので、、笑
便覧って読む人は読む、読まない人は1ページも開かない、ハマる度合いの個人差が大きい気がします。私は暇なときに適当に読むのが好きで特にハマっていたのが文豪たちの紹介ページでした。
中原中也って名前かっこいいな」とか、「萩原朔太郎イケメンだな〜」とか、「え、この人とこの人って親交があったんだ」とか。本当にしょうもないことばかりですが、文豪とされる書き手にもそれぞれ人生があったことを感じては不思議な感覚になっていました。書き手側に想いを馳せるのは昔からの癖のようです。



タイトルは「学生時代の〜」となっていますが、こうして振り返ると義務教育期間の話なので "学生感" はあまりないですね。私は小・中学校は本当に楽しかったので学校大好き人間でした(高校は部活以外楽しくなかった)しかしふと思い出すのは友達との思い出よりもひとりの時間ばかりなのが不思議です。
こういう時間や感覚をいつまでも忘れずにいられる人間でありたいです。