気まぐれなんでも日記

役には立たないけど誰かと共有したい好きなことや日々のあれこれ、考えてることを綴ります。

最近読んだ本たちの感想をひたすらゆるく語る

私は物心ついた頃からずっと読書が好きです。読んだ総数は決して多くないし読書モードは時期によってかなりムラがあるけれど、突っかかりなく「好きです」 って言える数少ない趣味のひとつです。
そんな私が最近読んだ本たちの感想を完全に私視点でゆるゆる語っていこうと思います〜〜

今日取り上げるのはこの4冊です!


本たちがちょこんとお行儀よく並んでるこの画可愛いすぎか……

▶︎湊かなえ(2017) 『リバース』講談社

もうこれは本当衝撃だった。"これから初めて読む人が羨ましい!記憶を失くしてもう一度読みたい" って本当になるのね…… 小学生のときあんなに読んでた湊かなえさんをだんだん読まなくなっていった自分がいて。なんか勝手に気まずく感じて全く手に取ってなかったけど今再びあの頃のような読書熱がふつふつ煮立ってきたぞ…… おすすめしてくれた友達にまじ感謝。

▶︎東野圭吾(1998) 『秘密』文藝春秋

途中からずっと旦那さん(お父さん)のやることなすこと全て気持ち悪くて正直読むのが苦しかった。でもこの気持ち悪さが人間らしいしリアルだから目が離せないんだと思う。最後の"秘密"は私はあまり賛成できなかったから少しもどかしさが残るラストではあった。内容自体はファンタジーと言っても差し支えないくらい非現実的なのに感覚は全くそんなことなくて不思議だった。東野圭吾さんは勝手に堅苦しくて難しいイメージを持っていたけど『片想い』をきっかけにハマって今回の『秘密』もとても面白かったからこれから開拓していきたい。(最近『手紙』も読みました。こちらもとてもよかった。)

▶︎群ようこ(2021) 『しない。』集英社

何度か手に取って読んだことがありその度に借りようか迷っては先送りしていましたが、ちょっとした運命の巡り合わせで手元に舞い降りてきました。
面白かった。共感できることやなるほどと感心することが多かった。しかしその一方でどうしても群さんの物事に対するやや否定的な口調が気になってしまった…なんというか活字で視覚的にもダイレクトにくるからかな、、?私だったらもう少し柔らかい思いやりのある表現にするな、っていう場面が多かった。どう考えても私の性格による偏った見方のせいだと思う。もしかしたらシンプルに整然と述べる群さんに対して羨ましさもあるのかもしれない。

▶︎小川糸(2021) 『グリーンピースの秘密』幻冬社

ずっと優しい温かい空気感で小川糸さんの人柄がそのまま反映されているようだった。正直どハマり!って感じではないけれどベルリンでの暮らしや日本の食材を丁寧に使った料理のお話はとても興味深く楽しく読了できた。


本棚など決して置けない狭小アパート暮らしの私はもっぱら図書館派です。最初のふたつは友達とおすすめ本交換し合ったときに出逢ったのですが、後半2冊は図書館出身。小学生、下手したら幼稚園生の頃から図書館好きだったなあ。図書館にしかないあの居心地のよさと空気感、とっても好きです。もちろん街の本屋さんも古本屋さんも。本たちに囲まれる空間がたまらなく好きです。自分の呼吸ができるというか…… 胸の高まりとは反対に脳はだんだん落ち着いてくる感じ、ありません?

少し前に小説(特にミステリー系)を手に取れなかった時期があって(完全に自分の精神状態のせい)没入感えぐい重めテーマ作品はもう読めないんじゃないかとさえ思ってました。(凄く好きなジャンルなのに!)
でも今回紹介したこの4冊のバランスがちょうどよくてスラスラ読めて気持ちよかった、、

あとはやっぱり食わず嫌いは良くないですね。友達がおすすめしてくれたことで出逢えた2冊がかなりドンピシャで最高でした!ありがとう!

最後に今年になって使い始めたおすすめ読書アプリ載せておきます。
読書管理ビブリア — 読書管理ビブリアについて
いつどんな本を読んだとか全く気にしないタイプでしたが、そのときの自分が率直に感じたことを自分だけの記録として残すのは悪くないなと思った。あとシンプルに読んだ本たちが自分の顔である表紙を正面にして並んでる姿がグッときます。

皆さんのおすすめ本たちも共有してくださるととっても喜びますので是非…!!