気まぐれなんでも日記

役には立たないけど誰かと共有したい好きなことや日々のあれこれ、考えてることを綴ります。

ふわふわ漂う心と体を

ひとりの時間がほしい。

6月に就職してもうすぐで丸4ヶ月。正直もう半年は経った気がしている。心と体と時の流れが噛み合わない。

今月いっぱいで同期がひとり辞めるらしい。無機質で簡易的なそのメッセージは気を抜くと見逃してしまうほどに影が薄かった。業務上ほとんど関わりもなく知ってるのは本当にお互いの名前だけだった。それでも「同期が辞める経験」を初めてした私は、なんだか寂しかった。寂しい、の次に羨ましい。その次に「これで私は同期の中で退職者第一号にならなくてすむ」だった。そんな自分に気づいて落ち込んだ。

ひとりの時間がほしい。
この思いは就職してからじわじわと膨れ上がり、今では抱えきれないほどの大きさとなって私を支配している。
人付き合いの上手い、人嫌い。先日友人から言われたこの言葉は今の私を端的に表していると思う。結局はすべて私のこれまでの思考や言動が招いた結果なので言い訳ができない。

今の仕事は最低あと5年は続けたいと思う。
これは決してネガティブな意味合いではなく、ポジティブな感情に基づいている。
でもじゃああと5年、どう過ごす?
このままだとずっとふわふわ浮いたままの心と体を時折引っ張ってくっつける毎日になりそうだ。
目に見えない大事な感覚がどんどん失われている気がしてならない。



夏のオレンジメイク備忘録

最近は珍しくメイクモチベがふつふつと湧き上がっておりYouTubeメイク動画を漁ってはうきうきしています。人がメイクしてる動画ってなんであんな見ちゃうんだろう。
そんな中、つい昨日トライしたメイクがかなりよかったので忘れないよう残しておきます。完全に私的な備忘録です。以下手順通りです↓



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1. 無印良品 敏感肌用化粧水(しっとりタイプ)
バシャバシャとにかく保湿。
昨年あたりまでは完全脂性肌だったのでテカリを恐れて1回くらいしかつけていませんでした。しかしここ数ヶ月、乾燥をジリジリと感じるように…… 「夏に肌が乾燥するなんて!?」と慄いていましたが、ちゃんと保湿すれば大丈夫でした。(当たり前)


2. 無印良品 敏感肌用乳液(しっとりタイプ)
これは1プッシュで大丈夫。


3. IHADA 薬用バーム
あまりに乾燥がひどくて皮剥け状態だったとき「保湿、保湿をしなくては、、」とドラッグストアに駆け込んで確保しました。"なんか良さそう" という軽いノリで購入しましたが、予想よりベタつきがないのにしっかり保湿してくれて最高です。冷蔵庫で保管しています。


4. BioreUV Athlizm(ミルク)
「白浮きしない・ベタつかない・焼けない」であってほしい日焼け止め。下地の代わりとして季節関係なく毎日塗っています。
今まではずっと同じBioreUVシリーズの水層パックUV(花王株式会社 | ビオレUV | アクアリッチ 水層パックUV) が好きで使っていましたが、なんせ減りが早い、、!購入頻度の高さが面倒で今年の夏はこちらに変更しました。アスリズムはエッセンスタイプを以前使っていたのですが、ミルクタイプの方がベタつかないので好きです。一番楽なのはスプレータイプなのはわかってるのですが、お直しではなく本チャンで使うのはなぜか心許なさがあって手を出せていません…… 己の手で塗り広げるのがモットーです。
白浮きせず、ベタつかない、化粧下地にも!って書いてあった。我、製作側の意図をしっかり汲み取った優良顧客でした。


5. 資生堂 ベビーパウダー
正直圧倒的な安さ(税込385円!)が決め手ではありますが、ベビーパウダーなので安心して使えるところも嬉しいポイントです。ROSYROSAの斜めカットスポンジ(スムースフィットスポンジ:スポンジ | ロージーローザ/ROSYROSA)でさっきの日焼け止めを馴染ませてから、そのまま薄ーくパウダーを取って叩き込みます。その後付属のパフで(手の甲で一旦押さえてから!)軽ーく全顔にパウダーを乗せて完了。


6. セザンヌ ブラシ付アイブロウ繰り出し 04ディープブラウン
ずっと使ってます。使ってるうちにペン先が柔らかくなって濃くなりすぎるのが難点。そろそろ他のも試したいな。


7. セザンヌ ベージュトーンアイシャドウ 04ミモザベージュ
イエベ春疑惑があるので購入。予想よりだいぶ薄づきでしたが調整がきくので逆にいいかも。春っぽさ・軽やかな幸福感があってとても可愛いです。


② or ③を上瞼と下瞼全体に塗る。
④を細めのブラシで取って薄く細く目を囲む。
①のラメを黒目の上と目頭に塗る。


8. B IDOL THE アイパレ 05予感のアプリコット
廃盤になってしまったこちら。右下の上品なパールをハイライトとして使っています。鼻付け根・鼻先・眉下・目頭はマスト。たまに頬に少し。気分によってはセザンヌの代わりに左下のラメを使います。(こちらの方がギラギラ感がある)


改めて見ると使用感が半端ないな……


9. KITE リップカラー コントロールベース EX-1 忍ばせイエロー
つい先日購入。多分イエベなので(?)青みの強いピンク系のリップと合わせて選択肢を広げていきたい所存。次に紹介するメイベリンとの組み合わせが最強です。あとチークとしても使っています。(頬の赤みが気になるのでイエローで打ち消したい)


10. メイベリン SPステイ ヴィニルインク37 大胆なチリオレンジ
可愛いな〜〜ドンピシャで好きな色だな〜〜と気になりつつも「さすがに派手すぎ…?色持ちは?」と尻込みしていましたが、つい先日忍ばせイエローと一緒に購入しました。
忍ばせイエローを全体に塗る
→しばらくしてからティッシュオフ
→これを中心に少し乗せてふちをぼかす
が最高に可愛いです。
私の唇では意外と赤っぽく発色したので忍ばせイエローがいい働きをしてくれています。


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追記:
まつ毛に関しては、まつパしてる&目が重たくなる(物理的に)のがあまり好きじゃないので美容液だけ塗って終わらせています。あとリップは濃いめが鉄則。そうしないと顔が映えないので……
せっかくメイク機運が高まってるのでいろいろ研究したいな〜 四半世紀近くこの顔で生きてるのにいまだに何が自分に似合うか不明なので、、「好き」と「似合う」を掛け合わせたテンションあがるメイクを確立していきたい!

最近読んだ本たちの感想をひたすらゆるく語る【第五弾】

本当は7月中にもうひとつくらいブログを書きたかったけれど、忙しなく日々の業務を遂行していくうちに気づいたら8月になっていました。
「大胆なチリオレンジ」と「忍ばせイエロー」最近買った素敵なリップたちみたいにワクワク感を持って過ごしたいと思う今日この頃です。


今回取り上げるのは以下の4冊です↓

奇しくも作家さん同士シンメトリーになってる。


▶︎益田ミリ(2006)『女湯のできごと』(光文社)
このタイトル、手に取らずにはいられない…!私自身、銭湯によく行く方なので共感できる話ばかりでスルスル読み進めていたら借りた次の日には読み終わってしまった。多分読んでた時間は実質1,2時間くらい。銭湯の自由であったかくて気まぐれでゆるい感じが好きなんだけど、ここに載ってる話どれもそうで心地よかった。今よりももっと密で温かいやりとりに驚いたり羨ましく感じたり、、本当の意味で共同の空間だったんだなと思う。子どもの頃銭湯に行く習慣は全くなく、大人になってから足繁く通うようになった私にとって家族と銭湯が結びついた何気ない日常のエピソードがとても新鮮で素敵だった。個人的にシンパシーを感じたのが「下駄箱は44番がルーティン」ってところ。私も44、45あたりをほぼほぼ利用する。特に意味はないのだけれど妙な信念もある。


▶︎伊坂幸太郎(2006)『重力ピエロ』(新潮社)

美しい小説だった。私はこれは愛の話だと思う。もっとこの物語の本質を突いた粋な文章を書きたいけれどできない。そんな自分にもどかしさを感じつつも、それでいいんじゃないかとも思う。
春はずっとひとり独特な空気を纏っていて不可解な行動が多かったけど、それは私が他人の視点から春を見ていたからだった。終盤で春が言った「毎日だ」 それが全てを物語っていた。泉水の言う通り他人が口出ししたり憶測を述べたりする必要はない。春と泉水は "血のつながりを超えた" 信頼関係を築きながらも、それぞれの中だけで自問自答して思い悩む日々を過ごしていたのが印象的だった。それぞれのやり方で真剣に向き合っている姿は皮肉にもとても美しい。春が葛城への警告として送った写真はガンジーヒトラーに送ったけれど途中で弾かれてしまった手紙そのもので、それで良い方向に転がるとは思えなくても(春がどう思ってたかはわからない)正当な手順を踏んだうえで次の行動へ移るべきという彼なりの信念が強く感じられた。

「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」が忘れられない。


▶︎伊坂幸太郎(2013)『マリアビートル』(KADOKAWA)

めちゃくちゃ面白かった。東京発盛岡行きの東北新幹線はやての中で起こる2時間半程の攻防戦。読みやすいのに濃くて面白い。緊迫感と疾走感のバランスが心地よかった。
「答えが重要で曖昧なものな場合、人間は自力で考えて答えを出すことができない」
その前提のもと大人に「なぜ殺人をしてはいけないのか」問いかけ、その返答によってその人間の中身がどの程度か判断する王子。終始 "なんか好かない奴" なんだけど頷くしかない説得力もあった。陰で支配する人間像っぽさがある。
そんな王子と檸檬と蜜柑、それぞれが対峙する場面が痺れる。ふたりがポケットにしまっていた抽選券と小説が悲しくも美しかった。私は全登場人物の中で圧倒的に檸檬が好きです。
このブログのコメント欄でおすすめしてもらった殺し屋シリーズ、順番通りに読んだおかげでより楽しく読めた。鈴木や槿の登場に静かに興奮せざるを得ない。そして結局は「自分がいかについてない人間か」を嫌というほど知ってる七尾が残るの、なんとなくわかる気がする。


▶︎益田ミリ(2020)『考えごとをしたい旅 フィンランドシナモンロール』(幻冬社)

本屋さんや図書館で見かけては手に取り、数ページ立ち読みし、戻す、を繰り返していたこの本。間違いなく好きな内容なのはわかっていたけどなぜか気が進まず…… 多分それは「結局自分はこんなふうに過ごすことはできない」から「羨ましくなって悶々として終わるだけ」と思っていたから。でも今日はなぜか「読みたい…!」って自然と手が伸びたので借りてきました。

そして今日あっという間に読み終わりました。
読んでいて羨ましいな、今の私にはこれを実現する経済的時間的余裕はない…と後ろ向きな気持ちになることもややあったけど、益田ミリさんのように "希望から予定、予定から決定へ" すればいいだけ!できない、、と嘆いて思考停止するの一番もったいない。
内容に関しては説明の必要はなく、ただただ読んでみて!としか言えませんが、個人的に好きだった文章たち↓

みな、一番のごちそうは「太陽」という感じ。この国に、長く暗い冬があることが、逆にひしひしと伝わってくる。

彼の一生の思い出になるよう、あれこれ構図を考えつつ真剣に撮影する。こういうときのわたしは、本当にキラキラしていると思う。

サウナは苦手だ。息苦しいというのもあるし、扉が開かなくなってしまったらどうしよう… と考えると全然リラックスできないというのもある。サウナ好きの人って、精神も肉体もタフだと思う。

ここが『ジュラシック・ワールド』の舞台なら、まっさきに恐竜に食べられてしまうのはこいつらに違いない。

ちなみに私はサウナ好きです。精神と肉体がタフなのかはわかりません。




ここ数週間怒涛のように目の前のタスクを捌いていたからか、曜日感覚や月感覚がズレていました。ワークライフバランスってなんなんですかね、、今の仕事がとても好きでやりがいを感じている一方で、ゆっくり呼吸できていない感覚によく陥ります。
6月から擬態した "社会人" に慣れてきたつもりでしたがまだ余裕はないようです。自分との時間、大切な人との時間をもっと大事にしたい、です。

自覚なき加害者

心臓の鼓動がじわじわと速くなる。私はなんて残酷なことをしていたんだろう。想像力のない人間を見ては内心軽蔑をしていた私は「自分が想像力のない人間であること」に気づいていなかった。
当事者が追い詰められて悩みに悩んだ末に出した決断の欠片に触れてやっと、やっと気づく。大好きな人にずっと刃物を突きつけていた。無邪気に、無意識に、ずっと苦しめていた。私は何度誰かを傷つければ何度後悔すれば学ぶのだろう。心底自分に幻滅する。

私は変わらなくてはいけない。




どうか貴方の人生のこれからがより一層幸せでありますように。

ずっと憶えてる何でもないこと

なぜ憶えているのか自分でもわからないけど不思議と思い出して従ってしまうこと、ありませんか…?別にそこまで印象的な体験ではないはずなのに無意識のうちに従っていることが私はいくつかあります。我ながら不思議だな〜〜と思っていたのですが、せっかくだから書き起こしてみようと思います。


最近のお気に入りの一枚。


・お風呂に入るときはまずはゆっくり足元から。そこから徐々に屈んで浸かる。
漫画『ドカベン』で野球部寮のお風呂に高くジャンプして勢いそのままにダイブした妹のサッちゃんに対して兄である山田太郎が窘めた場面に由来します。私は銭湯が好きでよく行くのですが、浴槽に入る前に毎回思い出します。(本当に毎回なんです。)
まず唐突なドカベンの登場に戸惑った方も多いとは思いますが、父が幼い頃の愛読書だったため実家に置いてありました。それを弟と夢中になって読んでたなあ。ちなみにドカベン大甲子園は全制覇、プロ野球編・スーパースターズ編はところどころ抜けてます。私はミーハーなので土井垣さんとか不知火さんが好きです……


・美味しいものを食べたとき「ウマイ!」「ウマッ!」と言わない。
テレビで平野紫耀くんが言葉遣いが荒い女性が苦手と言っていてその具体例として挙げていたのがきっかけ。もはやなんの番組かは全く憶えていないけど、私の中でしっくりきたようでそこから自然と言わなくなりました。ちなみにキンプリでは紫耀くんではなく廉くん推しなので推し補正ではないと思っております。


・ホットコーヒーに入れるときは砂糖→ミルクの順番で。
学生時代バイト先の居酒屋で店長の奥さんに教えてもらったときから。「先にミルクを入れちゃうとコーヒーの温度が下がって砂糖が溶けきらないんだよ」と教わって、なるほど〜〜!となった記憶がある。でも居酒屋のメニューにコーヒーはないのにどうしてそんな話題になったんだ?と不思議に思っていました。が、改めて情景を思い出してみると、奥さんがコーヒーが好きでドリンク作るスペースにコーヒーマシンを置いていたことを思い出しました。開店前とか暇な時間に皆んなで飲んでいた記憶があるから多分そのときに話したんだろうな。


・箸袋は箸置きに。
これは私の記憶が正しければどこかのご飯屋さんで出てきた箸袋の裏面に箸置きの折り方が載っていてその通りに作ってみたのがきっかけなはず……
そこから箸袋は必ず箸置きへと変身させてしまう癖がつきました。外食先でお箸の置き場に困ることがなくなっただけでなく、手元でなにかいじるのが好きな私にはぴったりでした。過去何度か同じことをしている人に出逢ったことがあるのでこれは比較的一般的?(ではないか。)


いざ挙げてみると特に変わったものはないし本当に些細なことばかりですが、、そのきっかけを辿っていくと「それでここまで習慣化する??」な出来事ばかりなのです。でもこうして定着してるってことは私の中のなにかが反応したんだろうなあ。面白いです。

随分前の仰天ニュースで俳優の成田凌さんが学生時代女子に「男なら熱い麺を啜る前にフーフーするな!」と言われて以来どんなに熱くても絶対にフーフーしない、と言っていました。("男なら" という必要のない主語に対する議論は一旦置いておいて…)
それを聞いて「あ、それわかる、そういうことあるよね…!!」とひとり静かに共感した記憶があります。

もし同じように自分だけの不思議なルーティンがあれば教えてくださると嬉しいです。そういう話聞くのとっても好きなので…!

ここ数年のベストバイ

上半期ベストバイとかベスコスとか書いてみたいけど、そもそも購入母数が少なすぎてできないじゃん…… となったので数年単位でやってみます。もはや正確な購入時期はほぼ憶えていませんがどれも心から出逢えてよかったアイテムたちです。



昼の紫陽花。


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▶︎ラピフォートワイプ2.5%
(原発腋窩多汗症治療)

脇汗・臭いに悩んでる方ぜひ一度試してみてほしい。重度ではないけれど顔を近づけたときに感じる鼻にツンとくる嫌な臭いが気になって人と話すときは脇をキュッと締めて距離を置くのあるあるではない??
ボトックスのカウンセリングも行ったのですが「麻酔なしで両脇それぞれ20数本も注射を打つ&効果は3・4ヶ月程かー、、」と踏み切れず。かといってミラドライや外科手術の費用をポンッと出せる余裕もない。また今年も市販の制汗剤で気休め程度の効果に甘んじるだけか……と思っていました。

そんなときに現れたまさに救世主的存在。

薬剤が染み込んだガーゼ(使い捨て)で1日1回両脇を拭くだけ。本当かよ〜〜と半信半疑でしたが、本当にこれ凄いです。炎天下で丸一日動き回ってへとへとで帰ってきたのに臭いが一切しなかった初日のあの感動は忘れません。
そこから1日もかかさず毎日お世話になっています。もちろん効果は個人差があると思いますが、1ヶ月分で約2,500円でコスパも悪くないので試してみる価値ありです。
調べたらこのサイトが一番わかりやすかったので載せておきます↓


▶︎LION Check-up standard
これ使うようになって約4年、歯のトラブルとは無縁になりました。私のお守り的存在です。ホワイトニング効果は特に感じられないけど、高濃度フッ素でとにかく歯のコンディションが安定します。
いつもAmazonでまとめて買ってます。500〜600円/本だからそんな高くないのもありがたい。


▶︎AIGAN FOR ゆ(お風呂用メガネ)
もう出逢う前には戻れない。本当〜〜〜に買ってよかった!大満足とはこのこと!
365日メガネ生活でもはや身体の一部と化してるので外すのはお風呂のときと寝るときだけ。露天風呂の景色で感動できない、案内書きが読めない、時計が見えない等々、お風呂でのプチストレス(当たり前すぎてストレスとも思ってなかったけど)が解消されて感動しました。
軽い!曇らない!なんかお洒落!そして安い!
ちなみに私は−4.00を愛用中。3,300円!安すぎ!


▶︎UNIQLOタックワイドパンツ(ワンタック)
散々これは凄いだのいいだのスタイルよく見えるだの高評価で埋め尽くされた口コミに半信半疑でしたが、まじでいいです。私以上にたくましい脚の持ち主いる??ってくらい自他共に認める下半身最強の私が試着室で思わず息をのんだほど……
グレーと黒の2色買ってヘビロテしてます。他の私服はほぼ100%古着なのでこれを履くことで通勤武装できるのも助かるポイントです。
ワンタックを選んだ理由は「安かったから&ツータックは同じサイズでもパツパツで私の脚が勝ってしまったから」です。


▶︎まつ毛パーマ
実はくるんと上向きまつ毛にそこまで魅力を感じていなかったのでビューラーさえ使うことなく過ごしていました。しかし「一重の私こそまつパすべきなんじゃない!?」と突如思い立ち勢いのままに予約。結果、やってよかった〜〜
なんかテンションあがる。アイシャドウしなくてもなんかいける気がする。特別なケアは不要(美容液は塗るようになった) 施術中寝られる。
ズボラで面倒くさがりな私にはピッタリでした。
今月いっぱいで通ってるサロンが閉店してしまうのが痛手だけど、これからも続けます〜

▶︎医療脱毛
まつパと同じくベストバイというよりも自己課金ですが、本当にやってよかったです。自己処理が原因で陥っていた剃刀負けの無限ループから脱せたのが大きい、、時間もお金もかかりましたが後悔なしです◎


▶︎SABON ボディスクラブ デリケートジャスミン
言わずと知れた名品ですが、やっぱりこれを使った日は気分が上がってふわふわ嬉しくなります。友人へのプレゼントで買ったあと我慢できずに自分用も買ったのがきっかけで6年程使ってます。
香りは一度も浮気せずにデリケートジャスミン一択です。ここ最近切らしてしまっているのですが、、また必ず買うと決めてます。
SABONはプレゼントのラッピング(箱とリボン)がめちゃくちゃ可愛くて素敵なのでギフトもおすすめです。


▶︎ファミマ ショートソックス みどり
正直ベストバイというほどか?と悩みましたが、この緑具合がとても好きで気に入ってます。
通勤時含め毎日スニーカーなので足元に忍ばせて私だけのワクワクで気分を上げています。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


私は人より物欲が薄い方なので買い物に行っても結局手ぶらで帰るなんてザラなのですが、ここで挙げたものたちは大のお気に入りで何度もリピートしています。
あとは一度行ったきりになってる眉毛サロンにまた行きたい。



夜の紫陽花。

最近読んだ本たちの感想をひたすらゆるく語る【第四弾】

ブログ書いてない、書けてない、、と気づいたらもう1ヶ月近く経ってしまいました。今月から社会人デビューを果たし忙しなく活動していますが心は健全なのでとりあえずは大丈夫そうです。
細々とですが図書館通いは続いているので恒例の(?)読書記録をつけようと思います。


今回取り上げるのは以下の4冊です↓

毎度のことながら本の表紙たちそれぞれの色があってとてもよい。


▶︎池井戸潤(2012)『ルーズヴェルト・ゲーム』(講談社)

スポーツがここまで中心になっている作品を読んだのは本当に久しぶり。事業規模は決して大きくないけど技術は確かな中堅企業の苦悩と闘いが社内の野球部とリンクしていく様に熱くなった。立て続けに池井戸潤さんの作品を読んで思ったけど、作中に本当に根が腐ってる・ただ性格が悪い人はほぼ出てこない(七つの会議の新田さんはちょっと光が見出せなかった…)
歳を重ねるにつれ、他人の声に耳を傾け心から受け止めることができない場面が明らかに多くなった。生きてきた時間が長いほど自分の意地や間違いを認めるのは難しい。保身に走りたくなる。
でも作中の彼はとっても清々しくてかっこよかった。それぞれが異なる思いと事情を抱えながらも必死にもがき苦しむ姿が美しかった。
笹井さんの「自分は社長の器じゃない」と言える強さが印象的だった。
でも私は結局神山さんみたいな職人が好き笑

ひとつ難点を挙げるとすれば野球に全く興味がない・わからない人はハマるのに時間かかるかも……


▶︎川上未映子(2023)『黄色い家』(中央公論新社)

とんでもないものを読んでしまった。ほぼジャケ買いでしたが、本当に出逢えてよかった。初めて読んだ作家さんかつ長編なのに全く澱みなく言葉通り没頭して読んだ。私は最初から最後まで(蘭ちゃんと桃子に対する言葉遣いや態度の変貌ぶりは苦しかった、最後の場面は驚いた) 花ちゃんの思考や行動が異常だとは思えなかった。今の私には俯瞰的に問題点を捉えられる余裕がなかった。花ちゃんの思考回路にのまれて花ちゃんにずっと感情移入していた。

「金は猶予をくれる。金の、どれを、なにを望んでいるのか」

花ちゃんが自分自身に問いかけたこの言葉は私が考えなければいけないのにずっと目を逸らしている問題の本質をつくようだった。
個人的に一番ブッ刺さったのはトロスケの「お前顔変わりすぎだろ」だった。この一言で花ちゃんがいかに "世間一般" とはかけ離れた環境で生きてきたか、それがどう人相として表れているか想像するのに十分すぎる痛烈な一言だった。そしてこの一言を読んだとき、私は自分の顔を確認したくなったけど怖くてできなかった。変わってしまった、という自覚はもう何年も前から抱いていて、わかってるけど見たくなかった。間違いなくこの本は今年イチだし、人生で何度も繰り返し読み返すことになるだろう。誰かの感想を読む前に今ここに読み終わってすぐ私の生の気持ちを書けてよかった。


▶︎角田光代(2016)『わたしの容れもの』(幻冬社)

タイトルに惹かれて手に取った角田光代さんによるエッセイ集。「容れもの」の名の通り自身の体に起こった大小様々な変化と気づきを綴った内容で、とても面白かった。作家さんのエッセイやはり好きだなと実感。最近読書量が停滞気味だった私にとって無理なく楽しく読み進められたのがありがたかったです。
終始思ったのは角田さん精神年齢若い気がする(?) 更年期障害や老眼を "私にももうすぐ訪れるはず…!" と待ち構えている感じが可愛い。笑 最後の方に加齢による地味な変化として書かれていた「食べかたが汚くなった」話。こうして実体験として書かれているとなんだか凄く腑に落ちた。当たり前だけど当事者になってみたいとわからない気づきはいくつもあるんだろうな。これから私も様々な変化を迎えると思うけど、穏やかに、時には「これが大人たちが言ってたあれか!」と嬉々としながら受け入れていきたい。
あと個人的大共感だったのが "若い頃(学齢期)の運動基礎経験・体力がない人が大人になっても始めても「どこかへん」がずっと付き纏う" 話。 私自身、筋トレにハマって運動は好きになったけど、滲み出る「学生時代一切運動してこなかった感」はもう拭えないと諦めている…… うまく言語化できないけど、まさに「どこかへん」なんだよなーー。でも逆に言えば読書体力はあったおかげでこうして大人になった今でも読書を楽しみ共感できているので本当人それぞれだなとも思った。


▶︎星新一(1980)『ひとにぎりの未来』(新潮社)

まずこの作品が1980年発行なのに驚き、、
小学生のとき読み漁ってた星新一さんのショートショート、やはりとても面白かった。少々不気味で奇妙な世界なんだけど、どれもうわ、ありそう…ってなる話ばかり。1980年発行!?星新一さん今おいくつ!?って見たら1997年に亡くなってるんですね、、戦中戦後の時代を生き抜いた方が残した作品なんだと思うと自分の中で新たな視点が生まれた。もう新刊は読めないのが悲しい。人間の普遍的な感覚や傾向を捉えて奇妙に皮肉も交えながら飄々と描いているのが本当に凄い。星新一さんの作品でしか味わえない独特の読了感がとても好きです。


先月末あたりから常に何かに追われていて心のゆとりが持てない日もありましたが、ダークネス期は抜けたので一安心です。
読書量は減っているし通勤時間にサクッと読める短編集等を好む傾向が出ていますが、無理に抗うことなく穏やかに過ごしていきたい。「読書基礎体力」は備わってるはずなので、そのうちまたいろいろ読むようになるでしょ〜〜って思っています。


↑前回の読書記録です。せっかくなので置いておきます。